三月による 感想、ネタバレ日記

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劇場版 傷物語〈Ⅱ熱血篇〉 テレビ作品も踏まえてネタバレ感想

傷物語〈Ⅱ熱血篇〉

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演出、目を惹く効果、そしてシャフ度!

上映時間に対して少し間延びした場面もありましたが、良作です!

物語シリーズ好きなら、良作。唯のアニメ好きなら、ちょっと雲をつかむような作品。

安定感のあるキャストと、映像美に酔いしれてください。

 2016/08/19公開

【点数-10点満点】

◆総合:8点

・シャフ度:8点、映像美:10点、演出・効果:10点、脚本:6.5点、構成:6点、キャスト10点

 

注意)

そもそも3部作の2部目。1部を観覧済み、または原作を読んだ。左記に該当しない人は、見ても雰囲気しかわからないかも。今回の劇場パンフレットに、前回の鉄血編の大まかが書かれているので買ったほうが良い。もしくは、原作を読むか、鉄血編のソフトを買う!

 ソフトを買う!が一番お勧めです。理由は映像も素晴らしいから!  

 【感想】

 物語シリーズファンとしては、とても楽しめました。それに、物語シリーズアニメとしても安定のシャフ度・シャフ演出・シャフ効果!

 ただ、上映時間は短いのですが、阿良々木と羽川さんの絡みシーンに間延びを感じた。

間延びの要因としては、西尾先生の台詞を映像と演出で魅せようとするのは、なかなか難しいことなんだな・・・と思いました。

でも、それを越す、映像美と羽川さんのヒロイン感。なぜココまでヒロインなのに、化物語ではヒロインになれなかったのか。そして何故、時系列が化物語より前なのに、

 羽川さんのお胸が凄い、たわわに実っておる。

こぼれ落ちそうでした。パンツも含めてご馳走さまでした・・・家宝にさせていただきます。

 前回の鉄血編もそうでしたが、意外とグロい!鉄血編は阿良々木とキスショットが燃えているシーンがかなり、痛そう・・・っと思いましたが、今回も大分痛そうでした。あと、効果音!グチャ。私は平気ですが、苦手な人には結構キツイかもしれませんね。

 最後に気になるのは、大塚芳忠さんの贅沢な使い方!鉄血編からでてるので、贅沢な使い方とは言わないかもしれませんが。一瞬で終わります。大塚芳忠さん・・・

 あと、オープニングでキャラの声優でVS表示するの、笑う。

阿良々木VSドラマツルギー オープニングだと神谷浩史VS江原正士。ぇええ?!!笑うから!!声優好きじゃないと笑えない演出に感動した。

 

【キャラ&キャスト】

 *若干、鉄血編と熱血編のネタバレ

◆阿良々木 暦(あららぎ こよみ):神谷浩史

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主人公:アニメシリーズで吸血鬼の阿良々木。吸血鬼となった経緯、忍への血の供給、メメとの接点が本3部作によって語られている。

鉄血編でのネタバレでは、吸血鬼となった経緯はキスショットを助け、キスショットにより、生かされたから。キスショット事件により、人と化物のバランサーをするメメとの接点が生まれた。

忍への血の供給は鉄・熱編では語られないため、まだ秘密にしておきます。

 

◆羽川 翼(はねかわ つばさ):堀江由衣

画像ちっさくてすみません。

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今作ヒロイン:アニメシリーズでは・・・これはアニメシリーズのネタバレだから秘密にしておきます。アニメシリーズ化物語猫物語で大活躍です!

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鉄血編で阿良々木君にセクシーすぎるパンチラをみせ、吸血鬼の都市伝説を話したりと、阿良々木に壮大な影響力を与える人物。

今回の熱血編では、完全にヒロイン。主人公を懸命に励まし、突き放されても聖母のように許し、そして主人公に原動力を与える人物。

 女性で男性に脱ぎたてのパ○ツ渡せる女性なんて早々いませんよ。聖母だよ!

 

キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード坂本真綾

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冷血編のヒロインになるであろう人物:鉄血編では大人の姿で登場し、阿良々木に助けられ、幼女にもなり。今作では幼女→少女(低年齢)→少女(高年齢)と身体を取り戻しどんどん成長する過程が見れる。

鉄血編で幼女ながら、阿良々木を助ける姿は感動した。それと、少女姿(低年齢)は1000年に1度の美少女で間違いない!

熱血編ではそこまで飛躍した活躍や登場が無い分、成長過程の作画と演出がとても美しかった。

次回の冷血編での彼女の行動は、観覧者の心に傷を残してくれるに違いない。

彼女が吸血鬼となった背景が読める作品も小説ですが、発売しています。

業物語 (講談社BOX)

 

ドラマツルギー江原正士

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阿良々木VS第一戦目の人物:案外撃たれ弱い、ナイスミドル。

VSの中では一番出演時間が長かったと思う。良い筋肉・・・ドスドス迫ってくる感じがたまらない!けして、悪人ではないので、この人は嫌いではない。

阿良々木に力業で負け、自ら敗北宣言をします。

なんか解らないけど、戦いのシーン月姫を思い出した。

 

◆エピソード:入野自由

ごめん。画パンフから抜き出し忘れた・・・

阿良々木VS第二戦目の人物:ヴァンパイアハーフ美形なゲスの極み

とりあえず、僻みキャラ。自分がヴァンパイアからも人間からも、はみ出し者だからって、一般人のただ居合わせた羽川さんの腹を腸が出るほど抉る人。(十字架で腹を割いただけで、手を突っ込んだとかではないです。)私念でヴァンパイア狩るはわかるけど、なんで一般人大怪我させるんだよ。美形でも好きじゃない。

羽川さんの助けにより、彼が消えたり現れたりする正体が霧だとバラされ、阿良々木に敗れます。

 

ギロチンカッター: 大塚芳忠

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阿良々木VS第三戦目の人物:一瞬で勝負がつきます。ついでに、こいつもゲスい。

人間なのに人間の一般人を殺す事をなんとも思わない、というより、囮として利用までします。ゲスい。

羽川を囮に使われた為、怒れる阿良々木により一瞬で片付けられます。男性が十字架に縛られる姿を見せられても、助ける意欲が起きない。

そして、今作に限っては芳忠さんの無駄遣いな位出番少ない。

 

忍野メメ(おしの メメ):櫻井孝宏

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人と化物のバランサー:阿良々木のアドバイスや激励を贈ってくれる、アロハなアンちゃん。

冷血編で今回の事件の経緯のキーパーソンとなる人物。今回は阿良々木への激励やアドバイスで終わるが、阿良々木を励ましてるシーンじゃっかんBLっぽい。心が腐っている私にはそう見えた。この世界にBL無くて良いからあの演出はちょっと萎えた。

 

【熱血編ネタバレ-鉄血編の内容も含めて】

 *傷物語はアニメの化物語猫物語偽物語より前の時系列。

 

 前回、四肢を奪われ弱っていたキスショットを助けた阿良々木。

今回は人間に戻るために、奪われたキスショットの四肢をヴァンパイア・ヴァンパイアハーフ・ヴァンパイアハンターから奪い返す、戦いに挑みます。

 

 1.羽川と阿良々木

夜の街で阿良々木は羽川と出合う、羽川は阿良々木に優しく話しかける。

だが、阿良々木は羽川を無用な戦いに巻き込み傷つけたくない思い。また。自分は人ではなくなったのに、平和そうに生きている羽川を見て苛立ちを感じ、羽川を遠ざけてしまう。

 

 2.阿良々木VSドラマツルギー

阿良々木の圧倒的な劣勢だった。キスショットの眷属であるため、怪力ではあるが、経験不足からドラマツルキーにより腕を切り落とされ、逃げ惑う阿良々木だった。

だが、阿良々木の回復力は異常だった、切り落とされた腕は即復活し。

そして、閃きと怪力を利用し、野球ボールをドラマツルギーにぶつけ続ける、その中に鉄球を混ぜて…。

怪力の為、野球のボールとなんら変わらないフォームで鉄球を投げた。ドラマツルギーは油断していた。どうせ野球のボールと、思い込み投げられた鉄球を避けなかった。故に顔面に鉄球が直撃し、もだえ苦しむ。そこへ第二級の鉄球も顔面に直撃。阿良々木は倒れこむドラマツルギーを威嚇するため、コンダラ(野球のグラウンド整備ローラー)を持ち上げる。

傷の再生に時間がかかると、ドラマツルギー阿良々木へ負けを認め、二度と近づかないと宣誓をする。

 

 3.ヒロイン羽川

羽川は阿良々木の戦いを見ていた。更に突き放す態度とる阿良々木だが、羽川は再度パンチラみせたら、許してくれる?と自らスカートを上げ阿良々木にチラではないパンチラを披露する。勇気ある行動と、男子の衝動から、阿良々木自ら羽川に友達になってほしいと、お願いをする。

羽川は心よく承諾をする。

二人は友達になった。

*羽川の許してくれるの言動の意は、阿良々木も羽川に辛く当たりたくないはずなのに、そんなことを言わせてる自分を許してくれる?の意

(ここのやり取りがシャフ!とても、パンチラでした。)

 

 4.足を取り戻し、成長するキスショット

とりもどした自らの足を食すキスショット。そして、幼女から美少女へ変体が完了する。

(美少女キスショットの安定のシャフ度が拝めます。)

 

 5.阿良々木と羽川のラブコメ

壮大な戦いで疲れ果てそうな雰囲気を、羽川と阿良々木のやりとりで和ませるシーン。

ここの会話は、西尾先生の作品だ!と思わせるので私の文章力では巧く語れません。是非劇場でご覧ください。

 

 5.阿良々木VSエピソード

エピソードとの戦い、阿良々木はまたしても苦戦をしいられる。エピソードの武器は巨大十字架。ハーフのエピソードには問題ないが、巨大十字架は吸血鬼が苦手としており、傷が再生しない阿良々木。しかもエピソードは現れては消えを繰り返し、攻撃を当てる事ができない。

そんな戦いのさなか、羽川が阿良々木へのアドバイスをするため、姿を現す。

エピソードは羽川に向け、巨大十字架を放つ。そして、十字架は羽川の横腹に直撃し、羽川は重症を負い倒れてしまう。

激怒した阿良々木により、エピソードは殺されかけるが、メメが人間に戻れなくなるとを制止し戦いは阿良々木の勝利となった。

 だが、助からない重症を羽川が負い、気が狂いそうになる阿良々木。阿良々木は羽川が助かるならいくらでも払うとメメに言う、

 メメは200万でも?

 阿良々木は300万でもだ!

そして、交渉は成立した。

メメからもう少し頭を使うようにと…不死である自らの血を羽川に与える事をアドバイスされる。

阿良々木の血を受け、羽川の傷が治り意識が戻った。阿良々木は羽川が助かった安堵から、羽川へもう少し触れていたいと伝える。

 

  6.足を取り戻し、さらに成長するキスショット

もう片方の足を食すキスショット。

そして幼い美少女の姿から、美しい女性の姿への変体が完了する。

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(鉄血編のセクシーなキスショットではなく、セクシーになるかけのキスショットちょうど良いころあいの見た目年齢)

 

 7.ギロチンカッター戦前、羽川と阿良々木

まるで恋人のような二人。だが、戦いは架橋。阿良々木は羽川が再度傷つく事を恐れ、この戦いが終わるまで離れる事を羽川に願う。

羽川も願いを聞き入れるが、

阿良々木が絶対帰ってくるようにと、脱ぎたてのパンツを差し出し。それを新学期に返してほしいと伝える。

阿良々木は新学期生きて登校はするけど、パンツは返さない!家宝にする!!!

そんな、和やかなやり取りも過ぎ、別れの時間。

羽川は阿良々木を励ます、ノーパンなのに、セキュリティーの低いスカートで帰らなければならない自分より、阿良々木の戦いの方が簡単だと。

ここの会話は、西尾先生の作品だ!と思わせるので私の文章力では巧く語れません。是非劇場でご覧ください。

 

 8.卑怯なギロチンカッター

メメが慌て阿良々木の元へやってくる。委員長ちゃん(羽川)がギロチンカッターに攫われたと。

メメは、苦渋ながら阿良々木が人間をやめれば羽川が救えると伝える。

人間に戻るため戦いに身を投じていた阿良々木に人間をやめる。

という提案をするメメだが、

阿良々木は羽川を無事取り戻すためなら、何でもする。

阿良々木の決意は固かった。

 

 9.阿良々木VSギロチンカッター

ヴァンパイアハンターだが、人を殺す事もなんとも思っておらず、阿良々木が降参しないと羽川がどうなるかわからないと、脅すギロチンカッター

勝負の前に阿良々木が参ったと言えば、それで終わりだ、勝負は一瞬だ。と

阿良々木は解った、勝負は一瞬だ

手を上げるそぶりをし、吸血鬼の能力を使い手の細胞を伸ばし、羽川を引き寄せ、ギロチンカッターをつかみ上げる。その細胞からビルの高さを越すほどの大樹を一瞬で作り上げ、ギロチンカッターは枝により十字に貼り付けられた。勝負は阿良々木の勝利となる。

 阿良々木は手から大樹を生やし言う、

確かにこれは、人ではないな・・・

と切なげに

END(エンディング)

そのまま次回予告。(たぶん嘘予告も混じってる。)

つたない説明ですが、以上です。

はっきり言って、劇場で見たほうが良い。だが物語シリーズが好きな前提で、そもそも、あのノリが苦手だと、映画版では避け様がないので苦痛に感じてしまうかも。

 

そして次回↓

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2017/1/6(金)

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冷血編

こちらは、話の〆にふさわしい作品となるでしょう。

色々な人に傷を残し、明日に向かう為の物語。

 

物凄い楽しみですね!

 

鉄血編・熱血編・物語シリーズを見た事無い方は是非、

冷血編が始まる前に、物語シリーズ挑んで見てください。

お気に召したら、映画 冷血編も是非見てください。

 

冷血編に入るまでに最低でも見ていただきたい作品は、

傷物語 I 鉄血篇(通常版) [Blu-ray]

熱血編

 

長くなりましたが、この編で。

 

後日加筆や修正予定